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2006年06月12日

会長挨拶

NPO法人 臨床助産の会 誕生

NPO法人臨床助産の会
代表理事 石塚 和子

 平成15年春に臨床助産の会が誕生しました。
 この会は、母子の健康を願い、慈しみ、母としての役割と子どもの望ましい成長に心から手をさしのべる会です。
 助産師は出産に至る過程を専門職としての厳しい目で見つめ、生命の誕生が健全であり、豊かなものとしてスタートさせることを目標に活動 してまいります。
 臨床助産の会の社会的使命は、まさに人間の生命に輝きを与え、心身共の成長に手を貸していくことです。
 看護師の免許をもつ助産師は自由、平等、博愛の精神をはぐくんで参りました。その上に助産業務という、専門技術を修得し、助産診断のカテゴリーを学び、最良のケアを実践していくことによって、人々に満足を与えていくことができるのです。社会的評価はまさに、ここから始まります。
 助産師の専門職への道は、決して容易なものではありません。免許取得後の更なる研鑽が必要であり、臨床経験の中でも研究的態度と文献学習、情報収集は人間の生命を預かる者として当然の課題です。
 本会は、尊い生命への真摯な思いを行動にあらわせる実践家の集いです。
 産婆の時代から脈々と流れてきた助産の魂は、開業権を取得し応急処置を実践可能とし、現在に至っています。現代に生きる助産師は、この先輩助産師の偉業を更に発展させていく事が使命でもあるのです。
 助産師の1人1人が専門家でなくてはなりません。技術だけでなく、人格の高揚は最大の課題であり急務です。
 社会の流れと共に、経営環境の刷新は言うまでもありませんが、かって、共同助産所があり発展していました。近代的な共同経営も今後の課題かもしれません。しかし、この場合も、1人1人が専門家としての道を達成できる手腕が必要です。決して未経験、未熟な者同志の集まりであってはなりません。ケアの専門家は、独自の診断能力から個別で、対象者が最も期待するケアの実践家でなくてはならないのです。
 臨床助産の会では、開業歴40〜50年といった先輩の隠された、素晴らしい技術を学ぶことができます。そして、地域社会に密着することの意義が理解できます。即ち、地域社会に根ざす専門職業人として、その果たしていくべき役割を教えられ、理解していけます。
 今日から明日へと発展していく会です。又、社会への貢献ができる特有の使命をもつことから、社会の信頼を得ていけるのです。
 専門家としての技術をもち、機敏な判断力から機敏な行動力、そして、礼節を尊ぶ姿勢からは、現在かかえる問題のほとんどが解決されるものと思います。
 集う人々の知識を有効に活用し、臨床助産の会の使命を共有していくため、皆様のご理解と、本会の活用を願い、発展こそ、我々の生命の中枢を全うするものと信じます。

会長挨拶

NPO法人 臨床助産の会 誕生

NPO法人臨床助産の会
代表理事 石塚 和子

 平成15年春に臨床助産の会が誕生しました。
 この会は、母子の健康を願い、慈しみ、母としての役割と子どもの望ましい成長に心から手をさしのべる会です。
 助産師は出産に至る過程を専門職としての厳しい目で見つめ、生命の誕生が健全であり、豊かなものとしてスタートさせることを目標に活動 してまいります。
 臨床助産の会の社会的使命は、まさに人間の生命に輝きを与え、心身共の成長に手を貸していくことです。
 看護師の免許をもつ助産師は自由、平等、博愛の精神をはぐくんで参りました。その上に助産業務という、専門技術を修得し、助産診断のカテゴリーを学び、最良のケアを実践していくことによって、人々に満足を与えていくことができるのです。社会的評価はまさに、ここから始まります。
 助産師の専門職への道は、決して容易なものではありません。免許取得後の更なる研鑽が必要であり、臨床経験の中でも研究的態度と文献学習、情報収集は人間の生命を預かる者として当然の課題です。
 本会は、尊い生命への真摯な思いを行動にあらわせる実践家の集いです。
 産婆の時代から脈々と流れてきた助産の魂は、開業権を取得し応急処置を実践可能とし、現在に至っています。現代に生きる助産師は、この先輩助産師の偉業を更に発展させていく事が使命でもあるのです。
 助産師の1人1人が専門家でなくてはなりません。技術だけでなく、人格の高揚は最大の課題であり急務です。
 社会の流れと共に、経営環境の刷新は言うまでもありませんが、かって、共同助産所があり発展していました。近代的な共同経営も今後の課題かもしれません。しかし、この場合も、1人1人が専門家としての道を達成できる手腕が必要です。決して未経験、未熟な者同志の集まりであってはなりません。ケアの専門家は、独自の診断能力から個別で、対象者が最も期待するケアの実践家でなくてはならないのです。
 臨床助産の会では、開業歴40〜50年といった先輩の隠された、素晴らしい技術を学ぶことができます。そして、地域社会に密着することの意義が理解できます。即ち、地域社会に根ざす専門職業人として、その果たしていくべき役割を教えられ、理解していけます。
 今日から明日へと発展していく会です。又、社会への貢献ができる特有の使命をもつことから、社会の信頼を得ていけるのです。
 専門家としての技術をもち、機敏な判断力から機敏な行動力、そして、礼節を尊ぶ姿勢からは、現在かかえる問題のほとんどが解決されるものと思います。
 集う人々の知識を有効に活用し、臨床助産の会の使命を共有していくため、皆様のご理解と、本会の活用を願い、発展こそ、我々の生命の中枢を全うするものと信じます。