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赤ちゃんがお母さんを選んだのなら

前世を記憶する子どもたち前世を記憶する子どもたち
イアン スティーヴンソン 笠原 敏雄

日本教文社 1990-02
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前のエントリーに、娘はまさに「そのタイミング」にわたしを母親に選んだのだと思うという意味のことを書いた。妊娠したのを知った時、わたしは「まあ、不思議なものだわね、子供を持つのもいいかもしれないと思ったら妊娠するなんて」と思ったものだが、実際にはわたしの方が彼女に選ばれたのかもしれない。

わたしと夫が子供を迎えようと決めて準備の日々をすごしていた頃、同じ年頃で少し前に出産をした友人が、何冊かの本を持ってきてくれた。それは育児書だったり、子供の絵本を薦める本だったりしたのだが、その中にこの本があった。幼い子供が、自分がどうやって親を選んだか、どうやってすごしていたか、自分は前の人生で何をしていたか、自分から語ることがあるというのだ。そして、それを話していた子供も、育つにつれて現世の流れの中で以前の自分を忘れてしまうらしい。

実際、わたしは娘を育てていて、この子はわたしのことを選んだのだろうと思うことがよくある。年令がそこそこ行ってから生んだ上に、体力が落ちていたので、もしもとても活発な子供だったら、わたしは子供に振り回されて壊れていただろうと思う。ウチの娘は病気がちではあったけれど、おとなしく、観察するのが好きで、行動はそのあとからというタイプだ。わたしは幼い頃に病弱で親をずい分心配させたらしいが、それを感謝することもあまりなく、自分のことにかまけていた。仕事に夢中になり、自分に夢中になって終わったかもしれない人生にブレーキをかけたのは娘だ。そうすることが必要だったのだと思う。手のかかる子供が、わたしには必要だったのだと思う。

わたしはこの本を全ての親に読んで欲しいと思う。信じられないと思ってもいい。そういうことがあるかもしれないと思わずにいられないことが書いてあるから、かならず何かを得るはずだ。そして、自分の人生と、そこにやってきた我が子がいっそう大切に思えることだろう。自分と、夫と、我が子との出会いに感謝したい。

続刊が、同じ出版社から出ている。

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